SZÓLÓ / Puro I 2019
スジョロ / プーロ I
sold out
わずかな微発泡、スモーキーな香りと還元香。レモンジュース、レモンピール、びわ、黄桃、若いパイナップル、静かに薫る沈丁花。明瞭に感じる強いミネラリティが硬い岩をイメージさせます。 凝縮したフルーツの味わい、きめ細かく繊細な舌触り。熟したデラウェアと栗の風味 を感じ、葉山椒やクレソンの美しいグリーンフレーバーが色を添え、ワインに奥行きを与えているのです。硬質なミネラリティ―、 豊かな酸が美しい余韻を導きます。緊張と弛緩こそがこのワインの姿といえます。
特徴
フルミント95%、ハルシュレヴェリュ5%。火山性土壌、流紋岩質凝灰岩、黄土、Sipos畑(樹齢平均60年)とHetény畑(樹 齢平均5年、黄土と岩が特徴)。 全房でプレス、その際デブルバージュはしません。アンフォラにて発酵。バトナージュを時々しながらそのままアンフォラで11か月の熟成。無濾過、亜硫酸無添加で瓶詰め。
つくり手
初めて日本に輸入されるナチュラルのトカイワイン。ワインの歴史の中で最も重要なワイン産地であり、最高峰の甘口と世界で評されながら、日本ではまだその本質、本領が伝わっているとは言いづらい状況です。ナチュラルのTOKAJIを探し続けていたJapan terroirがやっと出会えた素敵なワイン。それがSZÓLÓです。
トカイは火山性土壌を主とします。SZÓLÓが所在するタリヤ村の畑は流紋岩質凝灰岩を主として、畑によって微妙に土壌構成が変わります。現在は約10ヘクタールの土地を所有しており、フルミント種、ハルシュレヴェリュ種をメインにSárgamuskotály(ミュス カ・ブラン・ア・プチグラン)、Kabar(ハルシュレヴェリュとブーヴィ エの交配)などを栽培。もっとも古いフルミントは樹齢60~80年です。 伝統的な生産者が多く存在するトカイにおいて、ナチュラルワイ ンの生産者はごくわずかです。そんな中でTímeaは伝統的なトカイワインの素晴らしさを継承しつつも、ナチュラルという新しいあり方をそこに共存させようとしています。彼女のドライワインにはナ チュラルラインとそうでないものがあり、ナチュラルラインは天然酵母で醸され、亜硫酸ゼロ瓶詰めされます。一方で甘口はその エレガンスを失わせないためにナチュラルに栽培されたブドウを 天然酵母で醸し、瓶詰めの際亜硫酸を添加します。これはナチュラルワイン不毛の土地であるトカイにおいて、偉大な挑戦なのです。
(インポーター資料より)